FXの自動売買ってどんなもの??
良い自動売買の見分けるポイントが知りたい!
FXのEAってなに?メリットやデメリットは??
この記事では、これらの悩みや疑問にお答えします。
最後まで読むことによって、
- FXの自動売買がどんなものなのか?
- 自動売買システムのメリット・デメリット
- 優良な自動売買システム(EA)を見分けるポイント
これらの事について理解できるようになります。
また、最後には実際に私がメインで運用している自動売買システム(EA)を使った「本業以外に複数の収入源を作る方法」を具体例を挙げて説明した記事も紹介しています。
ぜひ最後までお付き合いください^ ^
FXの自動売買システムとは?
まず自動売買システム(EA)とはどんな物なのでしょうか?
自動売買システム(EA)とは、プログラムによってトレードを自動的に行うシステムのことです。
自動でトレード取引を行うため、土日を除く24時間市場を監視し、決められた条件に合致したときに自動的に注文を出すことができます。
その名の通り”株やFXの取引を全て自動で行ってくれるシステム”になります。
“EA”とは、エキスパートアドバイザーの頭文字の略称で自動売買システムの事を指し、
主にFXの取引を行うプラットフォームである“MT4”を使った自動売買システムのことをいいます。
FXの舞台となる為替相場は土日を除いた24時間動いていますので、
自然と取引で利益を挙げるチャンスはたくさんあります。
しかし、常にパソコンに張り付き、相場を見て取引を行うことは現実的ではありません。
そこで自動で取引(トレード)を行ってくれる自動売買システム(EA)の出番です。
自動売買を利用することで、パソコンの前にいなくてもあなたに代わって
24時間自動的に利益を積み上げていくチャンスが増えることになるのです。
もう数年も前から、大手の投資銀行のゴールドマンサックスや外資系・日系問わず、沢山の大手ファンドや企業で自動売買システムは既に取り入れられています。
【人工知能による自動化が進むゴールドマン・サックス、人間のトレーダーは600人から2人へ 】
2000年のゴールドマン・サックスのニューヨーク本社では600人ものトレーダーが大口顧客の注文に応じて株式を売買していたそうですが、ゴールドマン・サックスのCFO(最高財務責任者)に就任予定のマーティ・チャベス氏は、
「2017年現在で本社に残っているトレーダーはわずか2人です。空いた席を埋めているのは、200人のコンピューターエンジニアによって運用されている『自動株取引プログラム』です」
と、ハーバード大学の応用計算科学研究所で開催された2017 CSE Symposiumで説明しました。
これまでの自動売買システム(EA)はプログラミングの知識があるトレーダーや特定の投資家にのみ普及していましたが、
自動売買のプラットフォームである「MT4」や「ミラートレード」などの普及によって我々一般の個人投資家にも身近な存在となりました。
今後自動売買システム(EA)はますます身近で且つ切り離せない存在になっていくと思われます。
今のうちから自動売買システム(EA)に対しての正しい知識を身につけ、
新しい収入の柱として活用していきましょう!
FX自動売買システム(EA) 3つのデメリット
そんな理想的なトレードを実現してくれそうな自動売買システム(EA)ではありますが、
もちろんデメリットの部分もあります。これらを理解した上で運用の参考にしましょう!
1.EAのロジックによっては得意・不得意な相場がある
自動売買システム(EA)は、
「売買ルールの組み合わせであるロジックに従って機械的に売買取引を繰り返す」ようになっています。
この自動売買システム(EA)はタイプによって様々なロジック(売買ルール)のものが存在しますが、
自分の選んだEAのロジックが、現在の相場でうまく機能するかどうかは、
未来のことなので誰にもわかりません。(これはどんな投資においても言えることですが..)
稼働させ続けても相場環境の変化によって利益が出にくくなることも可能性としてあり得ます。
ですのでロジックの異なる自動売買システム(EA)を組み合わせてリスク分散を行い、
複数のEAをポートフォリオとして運用することによってトータルでの利益を狙う運用方法も可能です。
2.絶対に勝ち続けられるシステムは存在しない
世の中に「絶対」や「100%」ということは存在しません。
それは投資の世界でも同じ事が言えます。自動売買システム(EA)を使ったトレードも同じです。
「永遠に利益を出せるEA」や「勝率100%のEA」は存在しないのです。
どんなに優秀なロジックのEAであっても、負けトレードや連敗、
成績が落ち込む時期は少なからず存在します。
ですので長期的にみてトータルで利益を上げていけるかの視点が大切です。
現代では銀行に貯金としてお金を預けていてもたったの0.001%しか付かない時代ですが、
自動売買システム(EA)であれば”年間20%~80%のリターンがあるEA”というのは比較的多く存在するのも事実です。
3.長期的に運用しないと意味がない
自動売買システム(EA)を始めたばかりで最初に陥りがちなのが、「継続的な視点」です。
いくら相場の本質をついた優位性のあるロジックの自動売買システム(EA)でも、
負けトレードが続くこともあります。
長期的には大きなリターンの恩恵があるにも関わらず、
連敗するとそのEAのロジック自体が信用できなくなり、運用者がEAを使用しなくなることがあります。
このような負の流れが、いわゆる「自動売買あるある」のようなものです(^^;)
「継続性な視点」を磨くためには、目先の損益だけではなく、
バックテストにおける過去の相場での利益をあげている過程やロジックへの理解が大切です。
また、使っていくうちにその自動売買システム(EA)が時代に合わなくなってしまうこともあり得ます。
その場合の対応も突発的な感情に基づいて判断するのではなく、
そのEAの過去のバックテストにおける最大ドローダウンを超える程の落ち込みが発生した場合は
運用を一時停止するといったようなルールを決めておくといいです。
そのような基準を決めておくことによって、いざという時に冷静な判断が可能です。
- EAのロジックによっては得意・不得意な相場がある
- 絶対に勝ち続けるEAは存在しない
- 長期的に運用しないと意味がない
自動売買システム(EA)の4つのメリット
システムが24時間で稼働
自動売買システムは為替相場の動きに沿って24時間自動で稼働を続け利益を狙っていきます。
忙しい日常でもあなたの”大切な時間を割くことなく少額からの”資産運用”や”収入源”を増やす事が可能です。
スマホ対応・PCをお持ちで無い方も
VPSというネット上のPCサービスを使う事によってパソコンをお持ちでない方でもシステムを
お使い頂けます。
もちろんスマホでも稼働状況を確認することが可能です。
人間の感情に流されないトレードが可能
自動売買システム(EA)を使うことで、裁量トレードでよく起こりがちな感情的なトレードや判断ミスが起こることを防ぎ、継続的かつ一貫して優位性の高い取引きをすることがが可能になります。
専門的な知識が必要ない
システムを使う際に専門的な知識が必要なく、
誰が使っても結果に差が出ないため裁量のトレードに比べて極めて再現性が非常に高いのが特徴です。
トレードにおけるこれらのメリットは非常に大きく、
裁量でのトレードに比べて利益を上げやすい面があります。
普段サラリーマンとして働いていて、
「副業で始めたいという方にとっては、うってつけの選択肢」だと思います。
肉体労働のように、ご自身の時間を割いて収入を上げ続けることは、肉体的にも精神的にも容易なことではありません。
- システムが24時間で稼働しトレードの効率化の最大化が可能
- スマホ対応・PCをお持ちで無い方も運用が可能
- 人間の感情に流されないトレードが可能
- 専門的な知識が必要なくても再現性が高い結果が出る
裁量トレードと自動売買システム(EA)を比較
裁量トレードと自動売買のトレードには、それぞれメリットとデメリットがあります。
裁量トレードのメリット・デメリット
裁量トレードは、トレーダーの経験や知識、テクニカル的な指標や、経済状況などによるファンダメンタル分析などに基づいて取引きを行う手法です。
トレーダーが市場の状況を自身で判断をして取引きを行います。
また、トレードに必要な情報を収集・分析をすることが重要なため、市場に対する理解が深まるというメリットもあります。
一方で、裁量トレードにはデメリットもあります。
トレーダー自身が取引きの判断をするため、感情的になってしまい冷静な判断ができなくなることもあります。
また、トレーダー自身の経験値の多さや知識によっても勝敗が大きく左右されてしまいます。
初心者の場合は、たまたま勝つこともありますが、勝ち続ける事は非常に難しいため、最終的には失敗する可能性が高くなります。
自動売買システム(EA)のトレードにおけるメリット・デメリット
自動売買のトレードは、プログラムされたルールによって自動的に取引きを行う手法です。
プログラムは、あらかじめ設定されたルールに基づいて取引きを行いますので、トレーダーが市場の状況を細かく分析・判断する必要がありません。
また、感情的になってしまうこともなく機械的に取引きが行われるため、
冷静に優位性の高いトレードを淡々と繰り返し続けることができます。
また、プログラムによってトレードを行うため、人的ミスが起きにくいというメリットもあります。
しかし、自動売買にもデメリットがあります。
プログラムがあらかじめ設定されたルールに基づいてトレードを行うため、市場の状況が急変した場合などには柔軟に対応できないこともあります。
また、プログラムの設定が誤っている場合や、市場の予測外の動きがあった場合には損失を被る可能性もあります。
裁量トレードと自動売買のどちらが優れているとは一概に言えません。
トレーダー自身の経験や知識、市場の状況や普段の生活スタイルによってチャートを監視できる時間など、様々な要素によって適切な手法が異なってきます。
より安定した取引を行うためには、裁量トレードと自動売買を組み合わせることも一つの方法です。
[ 裁量トレード ] | [ 自動売買 ] | |
経験・知識 | 必要 | 不要 |
練習量 | 必要(最低1ヶ月以上) | 不要 |
トレード時間 | スキマ時間 | 24時間 |
ロット数 | トレード技術次第ではハイレバ可 | EAのロジックによる |
複利運用 | 可能 | EAによっては複利運用機能あり |
メリット | トレードを自分でコントロールできる。 | 自動で行ってくれるため初期設定以外は基本不要 |
デメリット | 勝ち続けるための練習(技術・メンタル・資金管理)が必要 | 組み合わせを選ぶ必要 |
自動売買システム(EA)の選び方・見分け方
世の中にある自動売買システム(EA)は、優良なものから粗悪なものまで、様々な種類のEAですでに溢れています。
ではどうやって優良なEAを探せばいいの??
この数あるEAの中から信頼できる自動売買システム(EA)を選ぶ際には、以下のポイントに注目することが重要です。
1. バックテスト・フォワードテストの結果を確認する
バックテストの結果やフォワードテスト(実際に運用した結果)を事前に確認することが大切です。
バックテストは過去のデータを利用してシステムの性能を評価する方法であり、利用する自動売買システムの性能やリスクを把握するために必要な情報です。
また、フォワード結果を確認することによって、実際の相場でどこまで通用しているのかなどの情報を得ることができます。
ここで見分けるポイントは、以下の項目をチェックしてみてください。
- バックテストの期間は最低でも10年以上の設定で行われているか?
- フォワードテストの結果は1年以上(最低でも半年以上は必要)であるか?
- グラフは右肩あがりになっているか?
- 「モデリング品質」の項目は90%以上になっているか?
- 最大ドローダウンは何%になっているか?
テストの期間が短すぎる場合は何かしらの理由があるはずので開発者に確認することが重要です。
モデリング品質がもし90%以下の場合、テストに使用しているデータ自体の信憑性が低いので、テスト自体の信憑性はないと思ってもらって問題ないです。
通常のテストであれば、大抵のケースで90%、信頼性の高い有料のバックテストデータを使用した場合は99.9%になります。
最大ドローダウンが20〜30%を超えていた場合は、そのEAのロジック自体が大きなリスクをとったものになっている可能性が高いですので、あまりおすすめはできません。
※最大ドローダウンとは運用期間中に発生した、資金に対する最大の損失を表すパーセンテージ
2. 開発者の信頼性を確認する
自動売買システム(EA)を開発している人の信頼性も重要です。
信頼性のある開発者であれば、システムの品質も高い傾向があります。
開発者の信頼性を確認する方法としては、開発者のプロフィールや実績、過去の作品などを調べることが挙げられます。
注意点として、SNS上では代理店として自動売買システム(EA)を配布している一般の方がたくさん増えています。
これ自体に問題はありませんが、実際には開発者ではなく、あまり専門的な知識のない方が自動売買システム(EA)をおすすめしているケースもあります。
失敗を避けるのであれば、事前に必ずロジックをきちんと理解している開発者の方に直接質問してみることが大切です。
3. リアルタイムな運用実績を確認する
バックテストだけではなく、リアルタイムな運用実績を確認することも大切です。
リアルタイムな運用実績は、過去のデータに基づくバックテストとは異なり、現在も実際に運用されているデータです。
ですので、より現実的なシステムの性能やリスクを把握することができます。
実際の相場やスプレッドなどにも対応して利益が出ているかを確認することが大切です。
4. サポート体制や利用料金についても確認する
自動売買システム(EA)を選ぶ際には、サポート体制や利用料金についても事前に確認をすることが重要です。
サポート体制が充実しているかどうかは、最初の設定方法が解らない場合や、万が一のトラブルが発生した場合にとても重要です。
また、利用料金はシステムの利用期間や機能によって異なるため、自分の予算に合わせて選ぶことも大切です。
一般的には「無料〜3万程度」のもので十分優良な自動売買システム(EA)はたくさんあります。
仮に、この金額以上のものはトラブルに遭う可能性が高くなるため避けた方がいいと思います。
まだ知識や経験が浅い場合は、無料のものから試した方が余裕を持ってチャレンジできると思います。
参考記事:【完全版】”FX自動売買=詐欺”は嘘?5つの手口と”本当の見分け方”を徹底解説!
【FX自動売買システムのメリット・デメリット、見分けるポイント】まとめ
ここまでFX自動売買のメリット・デメリット、見分けるポイントについて解説させて頂きました。
以下いずれかに当てはまる方は、FXのトレードを行う場合において自動売買を使うメリットが十分大きいと思います。
- サラリーマンなど本業が忙しい方の副業として
- まだトレードの経験が浅く、FX初心者の方
- 裁量トレードのみで取引きをしている方
上記の場合に当てはまる場合はメリットの方が断然上回ると考えています。
それぞれのメリット・デメリットを理解し長期的な目線で運用していくことが大切になります。
当ホームページにおきましても、管理人の私が実際に運用している自動売買システム(EA)をいくつか公開しております。
それらの中には、
- リスクを取りながらでも毎日利益を上げていくタイプ
- 低リスクで月利数%を堅実に狙っていくタイプ
など様々なタイプの自動売買システム(EA)を運用しております。
また、以下の記事では実際に管理人の私がメインで使用している自動売買システム(EA)を使った、
「本業以外に複数の収入源を作る方法」を具体例を挙げて説明していますので、
もし宜しければぜひ記事をご参考にしてください^ ^
それらを参考に最初は「自動売買システム(EA)」というものに触れてみて、実際に経験していただけたらと思います。
今後も新しい自動売買システム(EA)の開発及び提供に力を入れて参りますので、
解らないことや質問など気軽にご連絡ください^ ^
今後とも宜しくお願い致します。