自動売買は本当に詐欺が多いの?
無料のツールは怪しい?
「海外業者=ダメ」って本当なの?
上記のような悩みや疑問がある方は多いかもしれません。
少しネットで調べただけでも「FX自動売買=詐欺」「海外業者=ダメ」のような内容の記事で溢れています。
私自身、FXや自動売買も含めて15年以上この業界にいますが、少し内容が真実と違う記事もよく見かけるのが実情です。
いちトレーダーでもあり、自動売買システム(EA)の提供も行っている側としての観点も含め、
事実に基づいて徹底的に解説したいと思います。
冒頭部分では実際に誤って世の中に広まってしまっている事実と違う部分について触れ、
その後に具体的な手口や見分け方、被害に遭ってしまった場合の対処法を解説しています。
FX自動売買はそもそも違法ではない
まず大前提として、FXの自動売買システムやツール自体は違法ではありません。
ゴールドマンサックスなどで有名な世界規模の大手金融会社・投資ファンド・銀行などの機関投資家など、
世界中のトレードの現場では、もう何年も前から自動売買システムを使っているという事実があります。
詐欺と聞くと「投資に関するもの」が圧倒的に多いですが、
その投資詐欺の中の一部分として「自動売買システムを囮にした詐欺」が存在しているのです。
海外業者=違法ではない
ほとんどの「FX 詐欺」に関する記事で誤っている情報がこれです。
- 海外業者は使ってはいけない
- 金融庁に登録されていない海外業者は危険だから使ってはいけない
- 海外業者を使う自動売買システムは詐欺で危険
…このような情報が沢山書かれている中、きちんとした情報を提供している記事もごく少数ですがありました。
実際に怪しい海外業者があるのは事実です。ですが、全て一括りではありません。
「なぜ世界的に有名な老舗の海外業者は日本で登録しないのか?」
そういった背景まで理解する必要があります。
なぜ海外業者は日本で登録しないのか?
結論から言いますと、日本に登録してしまうと日本の法律が適用されてしまい、トレーダーを守るためのゼロカットシステムや高レバレッジなどの魅力的なサービスが全て提供できなくなってしまうからです。
有名な海外業者で、日本でも沢山の利用者がいるのは以下の業者(ごく一部)です。
- XMTrading
- Titan FX
以上の業者は日本でも安心して使えますが、全ての業者は日本での登録を行っていません。
ですが日本以外の国ではライセンスを取得して複数登録しているのも事実です。
中にはとてもライセンス取得のハードルが高い国の登録もあります。
いずれの業者も日本の金融庁から警告を受けていますが、
今後もこれらの業者が日本にわざわざ登録することは無いでしょう。
あくまでも、”海外での有名な証券会社のサービスを、日本人が個人として使っているだけ”ですので、
わざわざそのようなグローバル企業が日本に合わせてルールは変えませんし、登録をしないのも納得がいきます。
私自身も、海外業者をもう10年以上使っていますがトラブルは一度もありません。
また、「海外業者は使ってはだめ」「無登録の海外業者は使ってはダメ」と書いていながら、
その記事内で有名海外業者の自動売買サービスをアフェリエイトリンクで紹介していたりするのを見かけましたが、
明らかに矛盾しているので大変驚きました。
※アフェリエイトとは、その広告からサービスに登録してもらえると報酬がもらえるシステムです。
その海外業者は人気な業者ですが、無登録の業者でもあるからです。
こういったアフィリエイト報酬目的の記事に書いてあることを、全て鵜呑みにしてしまうには注意が必要です。
なぜ海外業者を使う自動売買システムが多いのか?
それにもきちんとした理由と背景があります。
私自身もそうですが、海外業者を使う場合は自動売買システム(EA)を無料で提供しているケースが多いと思います。
ではそれはなぜなのか?
無料で提供する代わりに、証券会社から手数料の僅かな一部を報酬として受け取っているからです。
これは正当な報酬のシステムであり、その代わり有料や高額での販売などは行わないことがほとんどです。
売り切りで高額で販売するか、無料で提供し運用開始のハードルを下げ、長く使ってもらうかの違いだけです。
ただし、売り切り型とは違い、システムがきちんと成績を上げないことにはユーザーに使ってもらえません。
ですので開発者側は、ユーザーに使い続けてもらえるように、より良質なシステムを作り続ける努力が必要であり、
さらには提供後のサポートなどの対応も必要になってきます。
以上のことからも、全ての「海外業者を使う自動売買は危険」という事ではありません。
“自動売買”自体を利用してもらうのためのシステムが、そもそも構造的に「海外業者を使う」ことが圧倒的に多いのです。
FX自動売買のよくある”5つの手口”
ここからはよくある主な手口を紹介します。以下の5つです。
- 利益の出ないツールを高額で売る
- SNSでの派手なアピール・取引結果の改ざん
- 口座開設・入金させる
- 音信不通になる
- 出金やクーリングオフに応じない
それぞれ詳しく見ていきましょう!
1. 利益の出ないツールを高額で売る
利益が出るならまだしも、ほとんど中身の無い自動売買のツールを高額で売る手法は昔からよくあります。
まず値段の相場としてピンキリではありますが、良質な自動売買システム(EA)は無料〜5万以内のもので十分手に入ります。
それ以上の値段のものはやはり疑ってかかった方がいいかもしれません。
ただし、”利益が出ない=詐欺”ではありませんので、正しい知識を持ちましょう。
どんなに優良なシステムでも、全勝無敗のようなシステムは存在しません。
2. SNSでの派手な利益アピール・取引結果の改ざん
SNS上で派手に高利益をアピールしているアカウントは皆さんも見たことあるのではないでしょうか?
これらの手口はSNSの普及に伴ってかなり増えてきました。
そして私のところにも一番相談で多いのがこのSNSアカウントについてです。
どれも凄い高利益率を謳っていたり、本当かわからない取引画面を掲載し、皆さんの欲望をどんどん煽ります。
その内容のどれもが、
- 「爆益!」
- 「月利〇〇%超え!」
- 「先出しトレード」
- 「負けなし!」
このような文言や表現を使っているのが特徴的です。
後ほど対策の部分で見分け方を詳しく解説しますので、もし今連絡がきているアカウントが心配な場合は必ずチェックしてみてください。
3. 口座開設・入金させる
通常の場合でも、自動売買システム(EA)を使用してもらうためには、新しく口座を開設してもらうケースが多くあります。
よく詐欺についての記事では「指定の口座に開設=アウト」のように書いているのがありますが、誤解しないようにしましょう。
先述した自動売買システム(EA)の利用の構造上、口座開設自体は怪しいことではありません。
ただし問題は、「どのような業者の口座が開設先として指定されているのか?」です。
明らかに調べても出てこない、もしくは出てきても、一定の怪しい口コミや被害を訴えているグループがある場合は確実に避けた方がいいです。
また、自分名義以外の、他人名義の口座に入金させるケースはほぼ100%アウトですので、絶対に入金してはいけません。
4. 音信不通になる
ツールの代金や、振り込み入金が終わったあとに連絡が一切取れなくなるケースです。
こうなってしまう前に、料金が発生するような商品を購入する場合は、必ず販売元や連絡先を確認しましょう。
5. 出金やクーリングオフに応じない
このクーリングオフにつきましても、誤解の多い記事を沢山見かけます。
クーリングオフの対象となるのは主に以下のものになります。
- 電話勧誘
- マルチ商法
- 訪問販売
- 特定継続的役務提供(エステなど)
ですので、FXの自動売買システムを使った詐欺がこれらに該当するケースはほとんど前例が無く難しいかもしれません。
自動売買システムを扱う某有名サイトにおきましても、規約においてクーリングオフは”対象にはならない”と明言されています。
そして次に多いのが、この「出金に応じないパターン」です。
「ポジションを持っている間は出金に応じられない」
「一定期間は出金が出来ない」
「出金には一定数の取引量が必要」
このような返答で誤魔化してくるケースが多いです。
ご自身のお金を出金したりできない時点でほぼ100%アウトだと考えてください。
FX自動売買の詐欺を見分ける方法
ここからは、FXの自動売買における詐欺を見分けるポイントについて具体的に解説していきます。
見分ける方法のポイントは以下の6つです。
- 自動売買の適正な相場を知り、高額なものは避ける
- 怪しいSNSのアカウントを見分けるポイント3つ
- どんな業者かをきちんと調べる(大手以外は避ける)
- 自分名義以外の口座には絶対に振り込まない
- 事前に出金のルールを確認する(出金に制限がある場合はその時点で避ける)
- 長期間のバックテスト・フォワードテストを確認する
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう!
1. 自動売買の適正な相場を知り、高額なものは避ける
先述の通り、自動売買システム(EA)の値段はピンキリです。
今まで見てきた中でも、高いものですと35万くらいのシステムもありました。
ここで、この業界も長い私からの個人的観点ですが一言。
おそらく沢山の方が陥る勘違いするポイントとして、
「高額なシステム=勝ち続けるシステムではありません。」
無料のシステムや3万程のシステムでも、優良なものは沢山あります。
無料のものであれば、ユーザーに長く使ってもらわなければ利益も0ですので当然デタラメなものは少ないですし、
買い切り型のものでも、きちんとした長期間のバックテスト結果や、実際に運用している結果 (フォワード結果)などを公表している開発者さんも沢山います。
仮に、35万もの高額な自動売買システムを購入した場合、一体いつになれば元本の回収ができるのでしょうか、、
その時点で大きなマイナスからのスタートになってしまいますので、そういった観点からも、まずは有料もしくは高額な自動売買システム(EA)は避けることが対策につながります。
2. 怪しいSNSのアカウントを見分けるポイント4つ
派手なアピールをしている怪しいSNSアカウントについてですが、見分けるポイントの解説の前に一つ注意点があります。
それは、「詐欺ではない自動売買システムの場合でも、SNS上で派手にアピールしているケースがある。」
ということです。
以上の事が起こる背景として、副業などで、代理店として他人の自動売買システムを配布しているケースがあります。
このような方は、実際にご自身で自動売買のシステムを作っているわけではありません。
配布している理由は、システムの宣伝をして利用者を増やすことによって、報酬の一部を開発者から代理店報酬として受け取る仕組みなのです。
この仕組み自体には何の問題もありませんし、
実際に開発者のところには「代理店をやらせて欲しい」というメッセージがたくさん届きます。
そういった開発者が意図しない場面において、
第三者が報酬目当てで「爆益」「高月利」などの言葉で激しくアピールしているケースもあるという事です。
では話を戻します。
SNSアカウントを見分けるポイント4つ
ここから話を戻し具体的に解説していきます。
まず見分けるポイントとして以下の文言や発信を行っている場合は警戒してください。
- 「爆益」「月利100%以上」「負け無し」「勝率100%」
- 取引画面のロット数の大きさや、とんでもなく大きな利益を掲載
- 綺麗な女性のプロフィール画像や派手な私生活を匂わせるような画像をアップ
- そのアカウントのフォロワーをチェック(※Instagramの場合)
では詳しく見ていきます。
「爆益」「月利100%以上」「負け無し」「勝率100%」などの煽る表現
これらの煽るような文言は常套手段として用いられます。
開発者からの観点ではありますが、絶対に負けない自動売買システム(EA)は存在しません。
そして絶対勝てる手法などもありません。
また、「月利」や「年利」に対しての一般的な相場も以下に提示しておきます。
言葉の通り、月の利益率や年単位での利益率のことを指します。
- 投資の神様と言われるウォーレンバフェット→年利20%前後
- アクティブファンドや投資信託→年利8〜14%前後(ここ10年での好景気のアメリカ株でも)
- 一般の個人投資家→年利3〜6%前後
このように、どんなに神様と言われるプロの投資家が行っても年単位で20%前後、一般的には6%前後です。
これらの知識があれば、どれだけ突拍子もない数字を謳っているのかすぐに判断ができますね。
また、実際に月利で50〜100%を超えてくるようなシステムもありますが、
間違いなく資金に対して相当なリスクをとった運用ロジックになっています(この様なシステムは簡単に作れてしまいます)。
この場合、数ヶ月だけの短いテスト期間の結果しか提示していない事が多いので注意が必要です。
取引画面のロット数の大きさや、とんでもなく大きな利益を掲載
このような、いわゆる「爆益の画像」もよく見かけると思います。
これらの取引画面ではユーザーの気持ちを煽るために、非常に高額な利益の場合が多いです。
では一体どうやっているのでしょうか?
それはデモ口座を使用しているケースがほとんどです。
デモ口座とは実際にお金を入金しなくても取引が行える口座のことです。
このデモ口座を使い、普通じゃ考えられないような大きなロット数で注文を繰り返し、利益が出た時の画面をスクショして掲載しています。
もしくは画像の改竄などを行っているケースもありますが、これらは見破る方法なども調べるとでてきます。
気になる方はチェックしてみるのもいいかもしれません。
綺麗な女性のプロフィール画像や派手な私生活を匂わせるような画像をアップ
これもユーザーを煽るためによく使われる方法です。
とにかく綺麗な女性や高級ブランド品・高級料理などの画像が特徴的です。
このポイントだけではよくある通常のアカウントの可能性もありますが、
併せて投資系の勧誘などを行っている場合は注意が必要です。
プロフィール内容も雛形が存在し、ほとんど同じ型で書かれていることが多いです。
似たようなアカウントと比較してみるといいかもしれません。
アカウントのフォロワーをチェック(※Instagramの場合)
「このアカウントはどう思いますか?」
という内容のご相談をたくさん頂きます。
よく自動売買システムなどを勧誘しているアカウントです。
相談をしてくる方の多数が、
「沢山フォロワーもいるから安心できる気がするんですけど…」
と言います。
結論から言いますと、フォロワーは購入できてしまいます。
見抜くポイントとして、フォロワーの方の名前やアイコンを全部見てみてください。
ほとんどが外国人の場合は、フォロワーを購入している可能性がかなり高いです。
ちなみにですが、「日本人フォロワー」の場合でも、少し高額ですが購入は可能です。
ですが外国人の方のフォロワーのほうが、かなり安く購入できるのです。
信用度を増すためにこのような方法をとっているアカウントも存在します。
フォロワーを購入して多く見せているだけではなにも問題はありませんが、
それを利用して勧誘行為などを行っている場合は注意が必要です。
※相談にくるフォロワーの多いアカウントは、ほぼ全てがフォロワーが外国人のパターンです。。
3. どんな業者かをきちんと調べる(大手以外は避ける)
冒頭でも書きましたが、「海外業者=アウト」では決してありません。
どこの業者の場合でも、必ず事前に調べるようにしましょう。
海外の業者の中でも、先に挙げた「XMTrading」「Titan FX」などは、
海外や日本人も含めて多くの人が利用しています。
他国のライセンスを複数取得し経営されています。
このような大手の業者の場合であれば、ネットで検索しただけでもかなりの情報を得ることができます。
注意したいのは、ネットにも情報があまり出てこないような業者です。
これらの業者は非常にクローズドな環境で勧誘を行っており、実際の被害が出てから口コミなどがネット検索に出てきます。
ユーザーから多くの入金をしてもらい、一定のタイミングで出金できないなどのトラブルが発生します。
あまり情報の出てこない業者の場合は、未然に被害に合わない為にも避けることが大切です。
よく「金融庁に登録していない業者は避ける」という記事を目にしますが、事実とは異なります。
詳しくは「海外業者=違法ではない」の項目をチェックしてみてください。
4. 自分名義以外の口座には絶対に振り込まない
中にはこのような「自分以外の名義の口座」に振り込ませるケースもあります。
もし仮に、代わりにあなたの資金を運用する場合だとしても、投資運用業などの登録が必要になります。
その業者が本当に認可を得ているのであれば、公的な機関で確認する事ができます。
自分名義ではない口座にお金を振り込むように促され場合は、かなりリスクが高いので絶対に避けるべきです。
5. 事前に出金のルールを確認する(出金に制限がある場合はその時点で避ける)
まず大前提として、自分の口座、自分の資金なのに口座から自由に出金が出来ないというのはほぼ100%アウトです。
「プロのトレードをコピーしてあなたの口座に反映する」
この様な勧誘を受け、コピートレードを受ける場合や、聞いたこともない業者の口座に資金を入れてしまった場合などに出金トラブルはよく起こります。
また、コピートレードでは自身で自動売買のオンオフもできない事が多く、
- ポジションを持っている間はシステムは止められない
- ポジションを持っている間は出金ができない
- 一定期間経たないと出金ができない
このような理由をつけて逃げられてしまうケースが多くあります。
事前に出金に関するルールを確認し、もし出金にルールが設けられている場合や、はぐらかされた場合は注意が必要です。
通常に自動売買システムを提供している場合であれば、
まずこれらのルールなどは絶対にあり得ない事だという認識が必要です。
6. 長期間のバックテスト・フォワードテストを確認する
バックテストやフォワードテスト(実際の運用結果)を公開しているかしていないかはとても重要です。
ですが、自動売買システム(EA)のロジックによってはバックテストが意味をなさないものもあります。
その場合は実際の運用結果を見せてもらうようにしましょう。
相手はこちらが素人だと思い様々な理由をつけて、はぐらかしてくる場合がありますので、その場合は注意が必要です。
自動売買システム(EA)を使っている詳しい方も、開発者の方も、当然のようにこのバックテストを行っています。
「実際に過去の相場においてどれくらい対応できているのか?」
「実際の相場では通用するロジックなのか?」
これらを確認するためにバックテスト・フォワードテストがあります。
これらのテストを見る際の一つの指標は以下の通りです。
- バックテストは最低10年以上の期間で実施されているか?
- フォワードテストは最低1年以上(最悪でも半年)の期間実施しているか?
- グラフは右肩あがりになっているか?
- 「モデリング品質」の項目は90%以上になっているか?
- 最大ドローダウンは何%になっているか?
以上の部分をチェックして頂ければ、おおよそ変な自動売買システム(EA)に騙される事はなくなると思います。
モデリング品質が90%以下であれば、テスト自体そのものの信憑性がありません。
また、最大ドローダウンが30%を超えてくるようであればかなりリスクを取りながらの運用になります。
※最大ドローダウンとは運用期間中に発生した、資金に対する最大の損失を表すパーセンテージ
もしこれらのテスト結果を公開できないのであれば、見せれない理由が必ずあると考えましょう。
また、期間が極端に短い場合も同様に短い理由が必ずありますので注意が必要です。
FXの自動売買による詐欺にあった時に相談できる機関5つ
「FXの自動売買による詐欺にあってしまった…」
「これはもしかして詐欺なのでは??」
この様な場合は、以下の機関にまずは相談してみましょう!
- 国民生活センター
- 警察相談専用窓口
- 弁護士
- 適格消費者団体
- 金融庁
これらの機関で相談が可能です。
各機関の問い合わせ先も併せてご紹介していきます。
1. 国民生活センター
日本の消費者保護に関する公的な機関です。または「消費生活センター」とも呼ばれることがあります。
国民生活センターは、消費者に対する相談窓口として、商品やサービスに関するクレームの受付・調査・アドバイスなどの業務を行っています。
各都道府県にそれぞれ設置されており、消費者の相談受付、必要に応じて専門家などとの連携も行っています。
消費者がトラブルに巻き込まれた際には、国民生活センターに相談することで適切な解決方法をアドバイスしてもらうことができます。
また、土日祝日でも対応してもらえるので忙しい方でも相談が可能です。
電話番号:188 繋がらない場合は→03-3446-1623(平日のみ)
受付時間:10時~12時、13時~16時(土日祝日、年末年始を除く)
土日祝日の受付:10:00~16:00
2. 警察相談専用窓口
様々な犯罪に関する相談を受け付ける窓口となります。
警察相談専用窓口では、様々な犯罪に関する相談を受け付けています。
また、24時間いつでも受付をしています。
相談は無料で、匿名でも受付が可能です。
電話番号:できれば緊急性の少ないこちらにかけましょう→#9110
3. 弁護士
弁護士では詐欺をはじめとする様々な法律のトラブルに対し、専門家に対応してもらうことができます。
無料で相談を受け付けているところや、現在ではLINEアプリ上で気軽に相談ができる弁護士事務所もあります。
①日本弁護士連合会のホームページから探す 参考URL:日本弁護士連合会のホームページ
②法テラスや弁護士ドットコムで探す 参考URL:法テラスのホームページ・弁護士ドットコムのホームページ
4. 適格消費者団体
適格消費者団体とは、消費者の権利や利益を守り、消費者問題に関する調査研究や啓発活動を行うことを目的として、消費者庁が指定した団体のことを指します。
消費者を代表して企業や行政機関と交渉することができるほか、消費者教育や情報提供、消費者訴訟の提起などの活動を行っています。
消適格消費者団体に相談すれば、消費者問題についてアドバイスを受けることができます。
参考サイト:[消費者庁]全国の適格消費者団体の一覧
参考サイト:[消費者庁]全国の特定適格消費者団体の一覧
5. 金融庁
金融庁が設置した相談窓口の一つで、金融サービス利用者相談室というところが受付窓口となります。
金融サービス利用者相談室は、消費者が金融商品やサービスに関する問題を抱えた場合に相談できる場所です。
電話やインターネットを通じて金融商品やサービスに関する疑問や不安、トラブルなどについて相談を受付け、
解決の手続きをアドバイスしてもらえます。
金融商品取引法に基づいて設置されており、消費者保護のための重要な機関の一つとされています。
[金融庁]金融サービス利用者相談室
電話での受付時間:平日10時00分~17時00分
電話番号:0570-016811(IP電話からは03-5251-6811)
ウェブサイトから受付:ウェブサイト相談受付窓口(24時間対応)
FX自動売買の詐欺 よくある質問 Q&A
- FX自動売買の詐欺を見分けるポイントは?
-
【6つの見分けるポイント】
- 自動売買の適正な相場は無料〜5万位内、これより高額なものは注意
- 「爆益」「絶対勝てる」「月利〇〇%以上」などの表現を使って発信をしている
- 美女がアイコンや、派手なアピールをしているSNSのアカウントは注意
- 自分名義以外の口座に入金を促された
- 自動売買のオンオフや、出金に制限がある場合はアウト
- 長期間のバックテスト・フォワードテストを公開していない
これらのどれか1つにでも当てはまる場合は注意が必要ですので絶対に避けましょう。
- 自動売買システムはそもそも勝てるの?
-
自動売買システム(EA)にも様々な種類があり、実際に世界的に有名な大手金融機関や銀行の機関投資家などでも、昔から使われています。
しっかりと利益が出るものはあります。
こちらの記事では、実際に運用して利益を挙げているシステムを公開しています。 - 自動売買システムにはどんな種類があるの?
-
自動売買にはFX会社が用意した自動売買ストラテジーから自分が選択するタイプ、FX会社が用意したサービスで一定の値幅で繰り返し取引するリピート型、取引ロジックをプログラムしてMT4というプラットフォームで使用するプログラム型があります。
FX会社が用意するタイプは全て手数料が高く設定されていますので、人気があるのは自由度も高いプログラム型であり、俗に言う「EA」と呼ばれているものになります。
こちらに記事でも種類の詳細について詳しく解説しています。
【開設口座数は230以上】開発者が実際にメインで運用している自動売買システム(EA)
開発者自身が実際にメインで運用している自動売買システム(EA)です。
少額〜の運用も可能ですので興味のある方はご参考にされてください。