勝ちトレーダーと負けトレーダーを決定的に分ける”リスク管理”とは?

勝ちトレーダーと負けトレーダーを決定的に分ける”リスク管理”とは?

「リスク管理がトレーダーの勝利の鍵」と言われますが、実際にはどのような方法があるのでしょうか?
トレードで成功するためには、リスクとリワードのバランスを取ることが非常に重要です。

この記事では、勝ちトレーダーと負けトレーダーを決定的に分ける「リスク管理」について掘り下げていきます。
エントリーポイントだけでなく、トレードの進め方やルールを守ることが勝利への近道となります。

このリスク管理が徹底して出来るようになれば、より安定的に利益をあげていくことができます。
すぐに実践できるリスク管理の具体的な方法もお伝えしていきます。ぜひ、最後まで読んでみてください。

目次

「損切り」に隠された落とし穴


リスク管理の一つとして、”ロットの調整”などもよく例として挙げられますが、
今回は「損切り」に絞ってお話ししていきたいと思います。

実は私自身も損切りに対してあまりよく考えていないトレーダーの一人でした。

当時のトレードでよくやっていた一連の流れは以下のような感じです。

負けパターンの流れ

エントリーする
→だいたい逆方向に相場が動く

→決めていた損切りラインに到達
まずい!」と思って損切りの準備
→相場が反転し、また戻って来る
→「おっ!大丈夫そう!」と思い損切りせずポジションを持ったまま
→戻ってきたのも束の間。逆方向にまた勢いよく動く
→そのまま損切りライン超えてもまた戻ってくるという”謎の自信で静観”する
→結果的にもう後戻りできないところまで逆方向に動いてしまい大きな損失。。

これを見て共感してくださる方も沢山いるかもしれません笑

負けトレードの本来の原因はエントリーポイントではない

このような状況に遭遇した時、
多くの負けトレーダーは、その都度エントリーの方法が良くなかったんだと思い込みます。

負けることを自分の手で確定させることに抵抗を感じ、損切りを引き延ばしてしまい、
時にはたまたま相場が戻ってきた時に、上手く利確ができたりして喜んだりもしてしまいます。

でも本当は、一番の問題はエントリーではないのですね。

「まだ大丈夫」と思い、”最初に自分で決めたはずの損切りを見送った”

このポイントです!

自分が「“ まだ ”損切りをしなくてもいい」と判断した場面は、
実際は「“ もう ”損切りしなければいけない場所」だったのです。

一時的な感情でルールは変えない

有名な相場の格言で、

「まだはもうなり、もうはまだなり」

という言葉があります。

ではなぜこの判断が問題だったのかというと、
決めたルールを一時の感情や勘で覆していたからです。

もし仮に相場が予想どおり最初にエントリーを行った方向に戻ってきたとしても、
それはただの
「運」や「勘」でしかないということです。

専業トレーダーの方々やプロトレーダーの中には、自身の経験から、
土壇場の判断でトレードを一転二転させてもきちんと結果を出しているという方もいると思います。

ただ、この”土壇場での判断”には長年の経験や相場観、
膨大な知識や経験というものが裏に必ず存在している
ことを忘れてはいけません。

トレードを始めてまだ経験が浅いうちに真似しようとしても、
ほぼ全員が相場からの退場を余儀なくされます。

だからこそ万が一「損切りライン」まで到達してしまったら、潔く損切りをするということが大切です。

おそらくその損切りラインは適当に決めたものではなく、
「ここまで逆行したらエントリーした根拠が崩れるポイント」と考えて設定していることだと思います。

負けた時こそ冷静に淡々と、優位性のあるトレードを一貫性をもって続けていくことが利益に必ず繋がります。

負けトレードでの損失を減らす

リスク管理として重要なのは、

「負けトレードも当然として受け入れ、損失をなるべく減らすこと」です。
「損切りを減らすこと」ではなく「損失を減らすこと」です。

撤退するほどの大きなダメージを食らうよりは、
最小限に留めながら戦い続けられることが重要というわけです。

自分が許容できる損失を決める


先ほどの”損失を最小限に留める”

これを実践するためにはまず、自分にとっての「最小限」とはどこなのか?

つまり自分が許容できる損失がどれほどなのかということを必ず明確にしてください。

自身の資金に対して、損失が許容できる範囲内に収まるように、事前に損失限度額を設定しておくことが大切です。
またポジションを持つ前に、そのトレードについてのリスク・リワード比を検討し、損失リスクを把握した上でトレードすることが重要です。

リスクとリワードのバランスの取り方

リスクとリワードのバランスを取ることは、トレードにおいて非常に重要な要素の1つです。
このリスク・リワードの概念を理解することによって、長期的にトレードで利益が残るようになります。

リスクとリワードとは?

まずリスクとリワードとは何でしょうか?

リスクとは、取引によって失うことができる金額や損失のことを指します。
一方でリワードとは、取引によって得られることができる利益のことを指します。

リスクとリワードのバランスを取るためには、前項でお伝えした通り、まずリスクの許容範囲を決める必要があります。
自分がどの程度の損失まで許容できるのかを明確にし、その範囲内でトレードを行うことが大切です。

リスクとリワードの比率

次に、リスクとリワードの比率を考えましょう。

一般的には、リスクがリワードの2倍程度までに抑えることが推奨されています。
つまり、損失の許容量が1万円だった場合には、2万円以上の利益が見込めるようなトレードを行うことが望ましいとされています。
このトレードのリスク・リワードは1:2となります。

リスクとリワードのバランスを取るためには、トレードを行う前にリスクとリワードの比率を計算し、リスクを許容範囲内におさめるトレードを行うようにしましょう。
利確の位置と損切りの位置から、明らかにこのリスクリワードのバランスが悪い場合(比率が1:1など)はエントリーを見送る事も重要です。

以上のように、リスクとリワードのバランスを取ることはトレードにおいて非常に大切な要素の1つです。
リスクとリワードのバランスを正しく取り、自分が許容できるリスク内でトレードを行うことが、勝ち続けるための鍵となります。

まとめ

事前に確認

生き残れないトレーダーと勝ちトレーダーを決定的に分けるのは、リスク管理の差です。

エントリーポイントよりもリスク管理が勝利を決める重要な要素になるため、損切りルールを持ち、リスクとリワードのバランスを取ることが不可欠となります。

ポイントまとめ
  • 許容できる損失を決める
  • トレードプランをしっかりと立て、冷静な判断をする
  • リスク・リワードの比率をエントリー前に考える
  • リスク・リワードが悪いトレードの場合は見送る事も大事

勝つためには、トレードプランに従い、自分が取るべき行動を明確にします。
負ける時も現実を受け入れ、そこから学んで改善することが大切です。

あなたの大切な資金を守り、最大限に資産を増やしていくためにもリスク管理を徹底していきましょう!

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