“裁量トレードと自動売買システム(EA)はどちらがいいですか?”
よくこのようなご質問をいただきます。
結論から言いますと、「どちらも一長一短、あとは自分の生活スタイルにどちらが合うのかが重要」です。
そして個人的な意見ですと、”どちらも良さがあるので両方とも挑戦するべき”です。
この記事では、
- 生活スタイル別のトレードスタイル
- 裁量と自動売買システム(EA)はどちらが稼げるのか
- 自動売買システム(EA)の特徴
- 裁量と自動売買システム(EA)の併用
以上について解説します。
最後まで読んで頂ければ、自分の生活スタイルに合ったトレードスタイルが確立できるようになり、
資産の増加の最大化を狙うことができるようになります。
また、自動売買システム(EA)がよくわからない場合はこちらの記事を参考にしてみてください^ ^
生活スタイルによる様々なトレードスタイル
1. チャートを見る時間は限られてしまう場合
毎日遅くまで働いていてチャートを見たりする時間は限られるという方の場合は、
自動売買システム(EA)の使用がおすすめです。
自動売買システム(EA)であればチャートの確認はほとんど隙間時間でも十分可能であり、
オンオフを行う時だけのシステムもあります。
ただ完全放置というほど運用は甘くはないので、土日を使って成績のチェックや、ロットの調整など、
最低限のメンテナンスを行うようにすることが大切です。
2. 仕事の合間にでもそこそこチャートを見れる時間がある場合
平日の日中は仕事の合間など、そこそこチャートを見れる時間があるという方の場合は、
裁量トレード、もしくは裁量トレードと自動売買システム(EA)の併用をおすすめです。
裁量トレードはなるべく中長期的なトレードが相性が良く、それに併せて自動売買システム(EA)にもチャレンジすることによってリスクヘッジにつながります。
自動売買システム(EA)で安定して利益を確保しつつ裁量に望む環境ができると精神的にも余裕ができ、
ムリなトレードや欲を出さずにトレードが行えるので結果的に裁量の調子も安定する傾向があります。
裁量トレードと自動売買システム(EA)はどちらが稼げますか?
「裁量トレードと自動売買システム(EA)はどちらが稼げますか?」
この質問はとても多くいただきます。
正直それぞれ意見はあると思いますが、どちらの方法の場合も、運用方法によって大きく変わってくると思います。
裁量・自動売買システムそれぞれの特徴をきちんと理解することが大切です。
自動売買システム(EA)の特徴
自動売買システム(EA)は名称の通り自動で売買取引を行ってくれるシステムです。
夜寝てる間でも休まず24時間取引を行ってくれるのは大変助かりますね。
システムによっては、画面に張り付く必要もなく、最低限の稼働のON,OFF以外はほぼ放置での運用が可能です。
また、裁量トレードでは自身のメンタルなどによって成績は大きく変わってきます。
これは”プロスペクト理論”に代表されるように、
損切りは自分でなかなか確定させることが出来ずに大きな含み損を抱えてしまったり、
目の前の利益はすぐにでも確保しておきたいという心理が働き利益を伸ばすことが出来ないなど、
様々な心理状態によってトレード自体が左右されます。
その点では自動売買システム(EA)は人間の無駄な感情などによって左右されることなく淡々とトレードを行ってくれるので成績もある程度安定することが多いです。
自動売買システム(EA)の考えられるデメリット
考えられるデメリットは、
優良なシステムかどうかを判断する力が必要になる事。
システムはあらかじめ組み込んだロジック通りにしか取引はしないので、チャンスの回数はあらかじめ決まっています。
「成績がいいからもっとエントリーを増やそう」
といったことはできないのでそこらへんのコントロールが出来ない事でしょうか。
裁量トレードではあくまでも”自身の判断次第では”取引チャンスは無限にありますからね。笑
裁量トレードと自動売買システム(EA)の併用
個人の意見としましては、やはりどちらも併用することが資産増加の最大化を狙えると考えています。
裁量も自動売買システムもメリット・デメリットがありますので、お互いの短所を補い合いながらトレードしていくことが重要です。
裁量トレードと自動売買システムを併用するメリット
適切な判断力
裁量トレードでは、トレーダーは市場環境に応じて判断を行うことが可能です。
一方で、自動売買システム(EA)はコンピューターによって自動的にトレードを行うため、感情に流されずに機械的なルールに従ってトレードを行うことができます。
このように裁量トレードとEAを併用することで、トレーダーはお互いのメリットを活かした効果的なトレードをすることができます。
時間や労力の節約
裁量トレードだけでは、トレーダーは時間や労力の限界に直面してしまいます。
自動売買システム(EA)を利用することで、裁量トレードにおける時間や労力を大きく節約することができます。
複数通貨ペアへの対応
裁量トレードでは、トレーダーが複数の通貨ペアを同時に監視することは困難となります。
そのような場面では自動売買システム(EA)を利用し複数の通貨ペアを同時に取引することができます。
裁量トレードとEAを併用することで、トレーダーは裁量だけでは対応しきれなかった複数の通貨ペアに対応することができ、結果として利益を挙げるチャンスが増加します。
ポートフォリオの多様化
裁量トレードと自動売買システム(EA)を併用することで、異なるトレードスタイルを用いたポートフォリオを作成することができます。
例えば、スイングトレードによるポジションを保有しながら、デイトレードによる短期トレードを行うことが容易にできますし、長期保有型のトレードやデイトレード、スキャルピング型のトレードを同時に行うこともできます。
これらのトレードを全て裁量で行うにはかなりの労力を費やしますが、システムを併用することによって簡単にこのようなトレードが可能になります。
まとめ
私自身も、現在は裁量トレードも自動売買システム(EA)の運用もどちらも併用して行っています。
そして最悪の場合、裁量トレードをなにもしなくても、
自動売買システム(EA)だけでも生活できる様に運用をしています。
なので裁量トレードだけになってしまうと、勝たないといけないプレッシャーで成績に影響が出るかもしれませんが、
自動売買システム(EA)の利益が1つの大きな収入の柱になってくれていますので精神的にはとても楽な状態でトレードができます。
裁量トレードをやっている方は余剰資金や利益分を使って、
この機会に自動売買システム(EA)の併用にも挑戦してみてはいかがでしょうか^^?
収入の柱を増やすことによって運用の幅が広がり、資産増加のスピードも加速します。
参考記事: 以下では【 自動売買システム(EA)で複数の収入源を作る仕組み 】についても解説しています。
参考記事: 利用口座数220越え・運用期間2年11ヶ月【 開発者がメインで運用している自動売買システム(EA) 】